”少しの違和感&とてつもない心地よさ”
最近、日系人のアーティストの事を知りました。
イサムノグチでもなくて、ミノルヤマサキ でもない。
でも年代的には同じ。
殆ど日本では知られていないそうです。
彼女の名前はルースアワサ。(1冊だけ画集を店に置いてますよかったら見てください。)
なんとも官能的でいてとてつもなく美しい。
アートというのはそれに触れた時の喜びだったり刺激だったり挑戦だったり、
少なくとも人間に何かを与えていると思っています。
それだけを取ればアートもファッションも同じだと思う時があります。
パパッと出来たものでもなくて、人生がありその中で日々考え色々な訴えがあり、
ゼロを形にしていく。
ゼロから1にする時のエレルギーはとてつもない。
で、そういう洋服が私は好きだったりします。しかも着ていて楽しい。
Nobuyuki Matsuiの今回のコレクションは100年後の未来の少年が出てきます。
それが、刺繍されたエリオットくん
彼はIT関係のお仕事に就きとても猫背(一生懸命お仕事しているのでしょう)
生まれてからずっと(きっとママもパパも うん?パパとかママとかいう概念もない時代になっているのかもしれないね)携帯とパソコンの世界で過ごしている。首も背中も変化?していくと思う。
ほら、今2020年も
硬いものを食べなくなったから顎が細くなっているとか
正座しなくなったから膝から下が長く?細く?なっているとか(そんな事言わないかな?足にコンプレックスがある私におばあちゃんは、今の子は正座をしないからそうなんだと言っていた というわけで科学的根拠はございません笑)
そんな感じで100年後の青年を想像して作られた洋服はちょっと着る時に違和感がある。
着るとその違和感を忘れてしまう程心地よい生地。
生地はオーガニックコットンとヤクで....包まれる心地よさ。
で、冬の綺麗な色にも惹かれる。(お客さんが”柿色”と呼んだ。上手い!)
なんともカッコ良い。
そんなエネルギーのある服をサラッと着て欲しい。