”雨の日の香りはお好きですか?”
弊店には、キャンドルやお香など、香りのモノもお取り扱いがございます。
ある女性のお客様がこちらの香りを興味を持ってくださり、色々香りを試されていました。
で、ふと(ちょっと困ったような、アンニュイな顔をして)
「”やっぱり”こういう香りが好きです。」
それとは、違う事を言いそうな顔をしていたので、私は少し安心したのですが、気になりお伺いしてみました....
「やっぱり?」
お客様は....
「実は、先ほど勧められた香りがどうもあまり好きな香りではなくて......
私に合っていると勧めて下さったのですが......
その方はどうも私とは服装などちょっと趣味が合わなくて.....
もしかしたら、好きな服とか食べ物とか好きな雰囲気みたいなのが同じ人って香りも
(好きな)似てくるのかな?と思ったりして.....」
確かに.....それは言えてるかもしれない。
で、数日後に、SECONDSKINというブランドのデザイナーさんにお会いした時に、
この時の出来事を話してみました。(彼女は香りの調合もできるエキスパート。)
どうやら、嗅覚は五感の中で脳と直結しているらしく、
香りというのは類は友を呼ぶ傾向があるそうです。
友達や、もっと言えばパートナー。同じ趣向の香りの持ち主を本能的に嗅ぎ分けている事すらあるらしい......
嗜好が同じというのは、服装や持ってるもの、見た目的な事はわかりやすく、
話してみると、好きな雰囲気や、映画、音楽が同じだったり、
レストランに行くと好きな味が同じだったり.....
一瞬身近に感じない香りが先に述べた嗜好以上に、
最も気の合う人を探す手段だったようです。
HAECKELSには雨の日を再現した香りがあります。
どかか懐かしい香りはみなさん、嗅ぐと どっかで嗅いだ事があると言います。
きっと脳の片隅に記憶する香りのようです。
イギリスではこの雨の日の香りを好む人が多く。
その香りのコミュニティーみたいなのもあるそうです。
やはり、香りは人を繋がるようです........