”時計って音がするんです。”


少し前のお話となります........



時計と言うものは中の機械が動く事により針が動きそして、時間がわかる仕組みになっています。
中身はそう機会がないと見る事が出来ません。
でも、その中身を知る事でよりその時計そのモノの見え方すら変わるのでがないだろうか?
ブランドだけで心が踊るのではなく、その歴史や過程などを知る事によりそのモノに興味を持ち心が踊るのではないだろうか?

そんな想いから中身を知る、時計師さんに依頼し古い時計を集めてもらい展示販売しました。



さて、いざ!時計を並べ、開催です。

たまたま入ってきた大学生だと言う男性が時計に興味を持って見てくださっていました。
あれやこれやと説明していると......


私の目をまっすぐに見て、「時計ってこんな音がするんですね?」
と.....


私はハッとしました。


自動巻の時計は  カチカチ、コチコチ と色々なところから音が鳴っていました。


お話をお伺いすると、彼は物心ついた時から携帯電話というのがあり、家の時計もデジタル。
(いまの時代電話機や炊飯器にも時刻教えてくれる数字は書いてある)
周りの人も時計は持っている人もいるが(少人数)みんなGショックだったり...針がついている時計もこんな音はしない。

「おーおーきなのっぽの古時計♪」で音がなるのは知っていたけど......

との事.....。


バイト代だけでは買えないけど、自動巻の時計というモノに興味を持ってくれました。



何事も知らない事を知るという事は楽しいです。
カチカチという音の奥には、様々なプロセスがあるという事。

部品は全て人の手で作られる。
それが寄り集まり、また人が1つの時計になるように組み立て、何十年も経って
今尚、現役で動いている。
こんな小さな物に多くの人が時間と知恵と能力などを費やしてきたという過程。


今、このラックに掛かっている洋服やカバンもそう。ただ、突然目の前に現れたモノではないという事。

少しでも感じていただければ幸いです。



さて、さて、引き続き店頭にはアンティークの時計がございますので、興味がございましたら、是非スタッフまでお声かけください。














人気の投稿