”その服を着る前の出来事...”
私の祖母はこのビルと同じ大正生まれです。
私は祖母に育ててもらったのですが、毎日炊くご飯。
炊飯器に残った米粒を最後まで大事に取ってよそってました。
米は大事にしないさいね。と......
先日、あるデザイナーさんとお話をする機会がありました。
生地屋さんの現状。染め屋さんの現状。縫い子さんの話。
をしてくださいました。
さて.......
今日、着ているお洋服を見てみます。
ボタン。それは誰かが作ったもの。
それを縫い付ける糸。それも誰かが縫い付けたもの。
生地。それは誰かが染めたもの。
シャツ。それは誰かがデザインしたもの。
弊店の取り扱っているモノたちは、こだわって自分たちの良いと思うものを作っておられる人がいてその背景には
これまた沢山の人がいる。
そして、ここまでやってくるのに運んでくれる人がいて、そしてまた人の手に.....
ここまで来るのにすごい時間とリスクと能力がかかっている。
と当たり前のことですが、
毎日ご飯粒を大切によそっていた祖母を見ることがなくなってしまった今
ふと忘れている自分に気づくことがあります。
で、今朝 The crooked Tailorのシャツを着てこの服のプロセスに囲まれてるような気がして、
自信が湧き出るといか、テンションが上がるというか.....
人々!の力はすごいです。