”金具には塩、鉄にはサンポールを”

ガルーシャ という革があります。海に住むエイの革です。
その革で作ったガマ口のお財布がこちらです。



左が新しいもの。右が3〜4年使用しているものです。(少しツヤが出て、柔らかくなっています)

今回はレザーの事ではなく、そのガマ口に使われている口金のお話です。


私たちがよく行く”お茶やさん”(お客様にご案内する時そう呼んでますが、あっているのかな?)があります。(すごく、すごく素敵なところなので気になる方はお店で私に尋ねて下さい。全力でお勧めします)
そこのオーナー様がこちらのガマ口を以前ご購入下さいました。

そのガマ口の口金がポケットなどに入れていたからか磨かれて、本来のアンティークのような風合いから少し離れてしまったとご相談を受けました。


こちら、左が新品。右は私が(元は店主が愛用していた物を私が譲り受けて、今は家の食費財布となっています)わかりにくいかもですが、丸い部分が光ってます。

そこで!Tochcaさんに内容を説明し相談しました。

答えは、口金ごと交換する事は可能だそうです






濃いめの塩を塗って置いておくと元に戻る

と!



そこで、私たちも只今実験中。
塩をハンカチに含ませ。塗っています。少し酸化したように変わってきました。(丸い部分でないところですが 笑 )



その情報をオーナー様にお伝えしました。

このお茶屋さんのオーナー様は金継ぎのエキスパート。きっと物作りはお好きな方。

塩!やってみますと。


キラッとする変化も面白い。それをまた自分で元に戻す実験をする。それもまた面白い。
それが、Tochcaさんが言う”生活に寄り添う”と言うことかもしれない。
そう思いました。

しかし、塩というのは、味を整える事もするし、消毒もするし、清めることもするし、
口金のエイジングまでも!塩というのはすごい。


そんな話をしていると、オーナーさんが
鉄の板を看板のように”みたてて”おられてその板が良い感じ錆びていました。
それを指しながら、
「これ錆びさす為に”サンポール”を振りかけたんですよ 笑 めっちゃ錆びるんです 笑」
「流石に、財布にサンポールは振りかけれないけど 笑」
と.....。


帰り道.....
サンポールねー。掃除に使う為に生まれきた物が鉄を錆びさす為に使われてるとは...
思いも寄らなかっただろうなーと。
人は1つの使い道しかなかった物を色々と変化させて、使いこなしているのかもしれませんね。



『今日もおすすめ』












Tochcaの鍵とカードのケース
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鍵を裸のままでカバンにジャラリと入れると、
財布などに傷をつけやすいです。
そして、最近は鍵がカードキーだったりする場合も
増えています。
その鍵とカードが一緒に入れれるキーケース。
定期と一緒にしても良いし。
(家に忘れる事も少なくなる。)
鍵と、お札を忍ばせても良い。どうぞ、ご自由に。
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